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皆さんこんにちは。加工・アッセンブリ・梱包発送でお客様の事業拡大に貢献するため業務に磨きをかける美翔です!
今回は、販促品の仕分けのお話です。業種業界・企業様毎に異なる販促品=SPですが私たちは日々案件の受託をしてからどのような段取りをしているのでしょうか。
販促品は企業とお客様をつなぐコミュニケーションツールです。このことを大切に梱包する私たちが行ってる実際のとある飲食店の案件をもとに解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
業種 | 飲食店チェーン |
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店舗数 | 日本全国で合計310店舗 ※2023年8月現在 |
発送回数 | メニュー入れ替え 年4回 キャンペーン・スポット販売 年8~10回 |
アイテム | 多品種・多サイズで店舗のスケールごとに納品数が分かれる グランドメニューブック、POP、ポスター、リーフレット・チラシ 店内イベントで使用するツール、ノベルティ |
納期 | 資材集約後 3~4日で出荷 |
発送形態 | 宅配/ヤマト運輸 時間指定あり |
梱包 | セット用キット箱で1~2個口 |
仕分レベル | 非常に細かい |
今回事例としてご説明するのは9月に実施した案件を元にしています。
販促スケジュールの大枠は年間で確定していますが具体的に仕様が決定し私たちに事前に最初の共有があるのは納品日の2か月前となり、そこから段取りを行っていきます。
①印刷物も仕様によって複数社から搬入があります。同梱資材やクライアント様からの支給品も含め無理のないセット計画を調整します。
②受注・作業予定に組み込みます。
①おおよそ1か月前になると最終の作成物が確定し、各社にて生産に入ります。このタイミングで弊社は、セット用のダンボールをボックスメーカーと打ち合わせして発注します。また仕切りやポスター用ガード筒、ポリ袋など必要になる資材を確保します。
②セットを行うにあたり前加工の工程~アッセンブリ工程の日程計画を行います。
アッセンブリ・集計表をご入稿いただきます。ここから本格的な社内処理が始まります。
①集計表からまず作業金額と配送金額を算定しお見積書を提示します。
作業指示書を発行し、店舗リスト・個口確定・品名・納品日を確認の上、宅配伝票発行係へ依頼します。
②セットパターンを作成。セットパターンとはかなり説明が細かくなるのですが全体のアイテムから前加工をどう切り分けるかを確定、各アイテムを店舗必要数で仕分け=記号でパターン化する
グランドメニューブック(2種):卓数毎の数値で仕分けパターン化
A1ポスター(11種):納品数量ごとで仕分けパターン化
A3サイズPOP(10種):納品数量ごとで仕分けパターン化
A4サイズPOP(25種):納品数量ごとで仕分けパターン化
このほかリーフレットやノベルティも必要数に応じた仕分けパターン化
全体の集計表にパターン記号を反映
③パターン化が完了したら各店の納品明細書を発行(パターン記号も明記)
資材の搬入が開始されそろい始めた段階で、納品アイテムの種類を確認していきます。万が一搬入締め切り日のAMまでに無いものがあればお客様へ連絡します。
①それぞれアイテムごとに員数の確認後~パターン表に沿って仕分け作業へ
②ポスターは丁合しながらポスターガードという資材にセットします。これも同じようにパターン表に沿って仕分け作業へ
③すべてのアイテムがセットできあがった状況でセット梱包を開始、
納品書に照らし合わせ記号読み上げ、数名のラインによってピッキング実施~封函機で梱包し、ツール在中ラベルと宅配伝票の店舗名称がマッチングしていることを確認して貼り付けします
指定日に出荷します。
出荷後はトラッキング情報をお客様へ共有します。
残資材・予備資材は万が一店舗から破損や不具合の連絡があった場合に備え一時保管します。
今回一連の工程をご説明しましたが、ひとえに梱包といってもいきなりツールをセットできるわけではなく事前の工程がつきものです。またその案件ごとに入るアイテムが違えばその準備工程ももちろん変わります。そして内容物が輸送によって壊れないように考えた配置を行うことがとても大切なのです。さらには店舗で受け取って設置・差し替えするスタッフさんのことも配慮し、わかりやすい梱包を目指しています。